発達障がいの症状の1つに癇癪があります。
4歳のお子さまの癇癪に悩まされている親御さまは、お子さまが発達障がいでないか心配なのではないでしょうか。
この記事では、4歳児の癇癪の原因について解説します。
お子様の癇癪にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
□4歳児の癇癪の原因として考えられるもの
癇癪は、お子さまが成長する過程で必要な表現方法の1つです。
主に2歳から4歳のお子さまによく見られます。
癇癪では、泣き叫んだり、物を投げたりすることが多いですね。
それでは、癇癪が起きる原因にはどのようなものがあるのでしょうか。
考えられるのは以下の原因です。
・身体機能が未熟なため、自分がやりたいと思っていることが実現できず、いらいらする
・まだ十分な言語機能を持ち合わせていないため、癇癪で感情表現する
・自分の中の怒りやイライラといった感情の扱い方が分からない
このようにお子さまが癇癪を起こす原因は、状況によって様々です。
しかし、根本にあるのは「思い通りにならないことに対しての感情の表現方法」として癇癪を起こしているということです。
お子さまが頻繁に癇癪を起こしていると、発達障がいではないかと不安になりますよね。
しかし、癇癪の原因は上記に挙げたように様々であり、必ずしも発達障がいであるとは限りません。
お子さまの特徴なのだと受け入れ、あまり悲観的に考えないようにしましょう。
もしそれでも不安であれば、相談窓口に相談したり、病院を受診したりすることをおすすめします。
□癇癪を起こした時の対応方法について解説します
お子さまが癇癪を起こしたら、まずは落ち着くまで様子を見守ってあげてください。
お子さまの今できる精一杯の感情表現なので、無視はせずに優しく受け止めてあげましょう。
お子さまが物を投げるなどの行為をする場合、お子さまに危険が及ばないように目を離さないであげてくださいね。
様子が落ち着いてきたら、理由を尋ねます。
癇癪の原因の根本にあるのは、思い通りにならないことでしたよね。
まずはなにが思い通りになっていないのか、お子さまの気持ちを確認しましょう。
その思いを汲み取り、どうしたら良かったのかを一緒に考え、伝えます。
対処法が分かると、お子さまも自分で考えて行動できるようになり、癇癪の回数も減ってくるかもしれません。
自分で考えて行動できたときには、思いっきり褒めて一緒に喜んであげてください。
お子さまにとって、親御さまの笑顔を見ることはとても大きな喜びになります。
□まとめ
今回は、4歳児の癇癪の原因を解説しました。
癇癪があるからといって、必ずしも発達障がいであるわけではないのでご安心ください。
たくさん癇癪を起こされると気が滅入ってしまうこともあるでしょう。
しかし、成長途中のお子さまにとって癇癪は最大の感情表現のひとつです。
親御さまは気持ちに余裕を持って、お子さまの気持ちに寄り添ってあげてくださいね。