特別支援学校に入ろうかと検討されている方はいらっしゃいませんか。

特別支援学校に入るためには、教育法で定められた基準があります。

この記事では、その基準や流れをご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。


□特別支援学校に入るための基準とは?


特別支援学校とは、障がいを持っている子どもを対象とした学校のことです。

幼稚園から高等高校まで、それぞれに準ずる授業内容を行いますが、障がいによる生活や学習に関する困難を克服することや、自立のために必要な知識や技能を習得することを目的として運営されています。

その特別学校に入学するためには、障がいの程度の基準を満たす必要があります。


・知的障がいの基準

これは、知的な発達の遅れにおり、意思疎通や日常生活に援助を必要とする場合と定められています。

また、社会への適用が著しく困難な状態も挙げられます。


・視覚障がいの基準

両目の視力が0.3未満、そして拡大鏡を使用したとしても図形や文字の認識が困難な状態と決められています。


・聴覚障がいの基準

両耳の聴力が60デシベル以上であり、補聴器を使用したとしても通常会話が聞き取りにくい状態です。


・肢体不自由の基準

補装具を使用しても歩いたり書いたりなどの日常生活が困難な場合といわれています。


・病弱の基準

疾患によって、医療や生活規制を必要とする状態です。

詳しい基準に関しては、学校教育法を参照していただくと良いでしょう。


入学するまでの流れは、まず就学相談を行います。

入学するかどうかや就学先の決定は就学相談を通じて総合的に判断されるでしょう。

就学相談のスタート時期は、地方自治体によっても異なりますが入学1年前の4月ごろが一般的です。

その後、子どもに必要な支援について親御様や先生方、就学支援委員会で話し合って、11月ごろに就学先の学校を決めます。

1月ごろには、正式な通知が届くという流れになります。


□特別支援学校の特徴とは?


続いては、特別支援学校の特徴をご紹介します。


最も大きな特徴としては、少人数で細かい指導や支援が行える環境であるということでしょう。

特別支援学校は、地域の小学校や中学校よりも障がいに対して理解が深いですし、少人数であるため、個人に合わせた細かい指導などが行えます。

生活面でサポートが必要な場合には、大きなメリットになるでしょう。


特別支援学校の先生は、特別支援学校の教員免許を取得する必要があります。

そのためより専門的で最適な指導が行えます。

それぞれの子の適性はバラバラなため、個人に合わせた支援が行えることは大切です。


□まとめ


この記事では、特別支援学校に入るための基準や流れ、また特徴をご紹介しました。

基準を確認しつつ、就学相談を利用してみてください。

この記事が参考になれば幸いです。