赤ちゃんが反り返りをする要因はいくつかありますが、実は発達障がいとも関連性があります。
今回の記事では反り返りの原因と、発達障がいとの関連性について解説します。
□反り返りの原因とは?
赤ちゃんが反り返るのには、3つの要因が考えられます。
1つ目は、体を伸ばす筋肉がつくことです。
おなかの中の赤ちゃんは丸まった状態です。
そして生まれてから、座ったり立ったり歩いたりするための筋肉をつけていきます。
ここから、体を伸ばすための練習のひとつとして、反り返りをするとも言われています。
また、筋肉の発達には個人差があります。
うまく体の筋肉を使えないことが、反り返りの要因になるとされています。
2つ目は、何らかの不快感があることです。
何らかの不快感を訴えるために、反り返りをしていることも考えられます。
赤ちゃんにとっては、どんなことであっても大きな刺激になりえます。
赤ちゃんがどういうタイミングで反り返るのかよく見ておくことも大切ですね。
3つ目は、寝返りの練習です。
「まだ首も座っていないのに寝返りをするの」
こう疑問に思われる方もいるでしょうが、3か月ほどで寝返りをする赤ちゃんももちろんいます。
寝返りは突然できるようになるものではなく、たくさんの失敗をしてできるようになるものです。
この練習でよくみられるのが、横向きで海老反りになっている姿勢です。
暖かく見守ってあげることも大切でしょう。
□発達障がいと反り返りの関連について
発達障がいの子供によくみられるのが、反り返りです。
この理由としては「感覚過敏」が挙げられます。
感覚過敏とは、文字通り感覚が敏感すぎる状態です。
視覚・聴覚・嗅覚など、どんな感覚においても現れます。
たとえば皮膚の感覚過敏がある場合、抱っこされているだけで、またはそれ以前に何か物が触れているだけで嫌がることもあります。
また、急に触られることに対しても驚いてしまうこともあります。
感覚過敏があるかもしれないと思ったら、まずは赤ちゃんに触れている衣類やブランケット、抱っこ紐などを調整してみましょう。
また、抱っこする側の服についても気をつけることが大切です。
□まとめ
赤ちゃんが反り返りをする要因は「筋肉」、「何らかの不快感」、「寝返りの練習」の3つが考えられます。
反り返りをしたときの状況をよく鑑みて対応方法を考えるのが良いでしょう。
また、発達障がいの感覚過敏がある場合、不快感を感じやすいため反り返りをしてしまうことも押さえておきましょう。