新版K式発達検査は、子どもの心身の発達の度合いを調べるための検査の一種です。

今回は、新版K式発達検査がどんな検査内容なのかについてご紹介します。

また、その他の検査方法についても併せてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。


□発達検査の種類をご紹介


発達検査はいくつかのカテゴリーに分類されます。

お子さんの状態を客観的に判断するために使用されるでしょう。

発達検査や知能検査などがあり、複数を組み合わせて使用することによって、包括的にお子さんの弱みや強み、ニーズなどを知ります。


発達検査には、新版K式発達検査、日本版デンバー式スクリーニング検査、乳幼児精神発達検査、日本版Bayley-Ⅲ乳幼児発達検査などがあります。

取り扱っている検査の種類は医療機関によって異なります。

また、どの検査を選ぶかによって測定できる内容も異なるでしょう。


□新版K式発達検査の内容とは?


それでは、新版K式発達検査の内容はどんなものなのでしょうか。


新版K式発達検査の特徴は、子どもの発達の水準や偏りを「姿勢・運動」「認知・適応」「言語・社会」の3つの領域から評価することです。

特に3歳以上の子どもには、「認知・適応」と「言語・社会」の2つに重点を置いています。


乳幼児に対する検査用具としては、振ると音を発するガラガラや積み木、またミニカーなどの子どもに馴染みの深いものを使用しています。

こういったものを使用することで、子どもの自然体な行動が観察しやすくなるのです。

検査結果のみならず、言語反応や動作、感情、情緒などの反応も記録して総合的に判断をします。


また、新版K式発達検査の対象は、0歳の赤ちゃんから成人と幅広いです。

実施時間は、60分程度です。

ただ、生活年齢やそれぞれの発達によっても検査内容が異なり、それに応じて時間も変わってくるので、時間には余裕をもたれると良いでしょう。


検査の実施頻度は検査結果によります。

検査をした結果、発達が遅れていると思われた子どもに関しては、一度きりの検査で障がいの有無を決めないです。

検査後の経過を観察することが必要でしょう。


経過観察をしたうえで、再検査をして判断につなげます。

ぜひ参考にしてみてください。


□まとめ


今回は、新版K式発達検査について解説しました。

発達障がいについて調べることのできる検査の1つでした。

療育などの子どもの発達支援のために役立てられる検査ですので、受けてみても良いかもしれません。



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