赤ちゃんの中には生後6ヶ月でつかまり立ちをする子もいます。
その場合は発達障がいの可能性はあるのでしょうか。
2つのパターンの事例をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
□多動の子の事例
ある子どもの事例をご紹介します。
この子は多動を伴う発達障がいと自閉症スペクトラムと診断されています。
幼少期の頃は、ぽーっとしていることが多い、あまり手のかからない赤ちゃんだったそうです。
そして毎日食事もたくさん食べて順調に育っていました。
生後4ヶ月になったばかりの頃に、寝返りができるようになったそうです。
そしてその後すぐにハイハイをマスターしました。
この辺りから徐々に寝ない子になっていきました。
生後6ヶ月でつかまり立ちをして、その次の月には立つことができ、9ヶ月で歩きました。
この成長ぶりは早いですが、自分で自由自在に動けるようになったからは、縦横無尽に部屋中を走り回り、1日中物をひっくり返したりと大変だったそうです。
この例は、多動の子の例です。
このように寝返りができてからの成長がとても早く、動きが多い子もいます。
次は、発達が人より遅い子の例をご紹介します。
□発達が他の子より遅い場合
続いては、発達が他の子どもよりも少し遅い場合の例をご紹介していきます。
一般的に寝返りは5ヶ月から6ヶ月でする子が多いですが、8ヶ月になっても寝返りをしない子もいます。
また同世代の子は、すでに立って1人で歩けるようになっているのに、まだハイハイをしているなどの心配をされている方もいらっしゃるでしょう。
そのような場合は、発達が遅いと不安になるかもしれません。
しかし、1人ひとりの脳が発達するスピードは、それぞれの子で異なります。
スピードには、子どもがもともと持った運動の性格のようなものが現れるので、個人差があるのです。
また、平均を気にされるかもしれませんが、気にしなくて良いです。
平均は半分くらいの子はまだできていないということです。
発達が早く、いろんなことが早くできる子もいますが、ゆっくり発達する子もいます。
それぞれの運動の発達の時期に関しては、人によって幅があることを知っておきましょう。
□まとめ
この記事では、発達が遅い子や早い子の事例をご紹介しました。
発達のスピードには個人差があるものです。
発達が早かったり遅かったりするからといって、発達障がいがあるということにはなりません。
それぞれの子の特性を見て判断することが大切です。