子供にとっては、寂しい時に「寂しい」と言葉で伝えるのは難しいものです。

言葉の代わりに寂しいサインを発します。

親御さんは、しっかりとそのようなサインを見逃さず対応してあげることが重要です。

この記事では、どんなサインがあるのかやその対処法について解説します。


□子供が寂しい時に発するサインとは?


子供は寂しい時に、言葉で寂しいと伝える代わりに様々なサインを発することがあります。

そのサインを見逃さないためにも、ここではそのサインの例をご紹介します。


まずは、指しゃぶりや爪を噛む行為です。

指をしゃぶったり爪を噛んだりするのは、単なる子供ならではの行動と思っていないでしょうか。

実はこれが愛情不足のサインかもしれません。


指しゃぶりや爪を噛むことは、ストレスや不安を感じている時にみられます。

子どもは不安やストレスを軽減させるために、無意識に指や爪を口に持っていきます。

話せないほどの小さい子は、言葉で説明できないですよね。

そのためこのような仕草でしか寂しさを表現できないのです。


話せるようになったとしても、上手に言葉で感情表現できないことは多々あります。

その際に指や爪を口に持っていくことがあるでしょう。


また、親よりも他人に甘えるのもサインの1つです。

これは、親から愛情が不足しているため、その不足を他人の愛情で補おうとしているのです。

厳しくしつけていたり甘えは許さないとしていたりする家庭でよくみられます。


嘘をよくついたり物を隠したりするのもサインです。

これらは自分にもっとかまってほしいから、わざと行っている場合が多いです。

もし発覚したら頭ごなしに怒るのではなく、なぜそのようなことをしたかしっかりと話を聞くことが大切でしょう。


□愛情表現が大切です


上記では、寂しいと感じている子のサインをご紹介しましたが、愛情表現をたくさんしてあげることが唯一の対処法です。

十分愛情を注いで育てているのにと思われるかもしれません。

しかし、その愛情が子供にはしっかりと伝わっていないこともあるでしょう。


言葉で大切に想う気持ちを伝えたり大袈裟なくらいハグやキスをすることで、愛情が伝わることもあります。

とはいえ、子育てや家事、仕事で忙しく、なかなか子供との時間を作れないご家庭も多いとは思います。

まずは「いってらっしゃい」「おかえり」「おやすみ」などのあいさつの際に、今まで以上に愛情を伝えてあげてみてください。


□まとめ


今回は、子供の発する寂しいサインについてご紹介しました。

寂しさや愛情不足を表すサインはいくつもあります。

それらのサインを知っておくことで、子供に愛情が十分に伝わっていなかったんだと気づくことができます。

ぜひ一度、子供の行動に寂しいサインがないかチェックしてみてください。