最近、リトミックという教育方法について耳にすることが増えてきました。
聞いたことはあるけど、具体的にどういうことか知らない方も多くいらっしゃるでしょう。
この記事では、リトミックについてその効果や目的をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
□リトミックとは?
リトミックとは、全身を音楽のリズムに合わせて動かし、表現することを指します。
それに対して、ソルフェージュというものもあり、これは音楽を聴く耳を育てます。
これらは音楽体験をすることで、音楽への理解を深めたり、能力を養うことはもちろんですが、動きによって筋肉感覚を向上させることもできます。
そして、その積み重ねによって自己を解放し、磨かれた感性をもとにして音楽の表現を可能にするといわれています。
この先社会の中で生きていくうえで必要な潜在的な基礎能力を育むでしょう。
近年では、保育園や幼稚園などで導入されています。
また、児童発達支援施設や小学校、また特別支援学校などでも活用されているところがあります。
では、リトミックは音楽療法と何が異なるのでしょうか。
音楽療法は、音楽の持つ力を利用して対象者となる人の困っていることを軽減したり、心身の発達を促したり、より快適な生活が送れるようサポートする療法のことです。
そのため、音楽療法はあくまで療法になります。
リトミックは教育方法なので、その点で異なると言えるでしょう。
□リトミックの目的や効果は?
続いては、リトミックの目的や効果をご紹介します。
1つ目は、音楽感覚を身につけたり、リズム感をよくしたりする効果です。
いろんな音楽に合わせて身体を動かすため、リズムや音の強弱、また音の高低などの音楽的要素の感覚が身につきます。
2つ目は、運動能力が高くなることです。
リトミックでは主に、走る、歩く、ジャンプ、スキップなどの動きを取り入れています。
さらには、ねじる、揺れる、転がる、はうなどの動きをすることもあるでしょう。
これらの動きを自由に取り入れ全身で運動するため、運動能力が高くなるといわれています。
3つ目は、感覚が鋭くなることです。
音楽を聴きながら、リズムに合わせて身体を動かすため、集中力や表現力、判断力などが育まれます。
また、友達や先生と一緒に身体を動かすことで、社会性を学んだりアイデアの創造力を育んだりできます。
□まとめ
この記事では、リトミックについてご紹介しました。
リトミックとは、音楽に合わせて全身を動かす教育方法です。
この効果としては主に、音楽感覚が身に付くこと、運動能力が高くなること、そして感覚が鋭くなることでした。
リトミックは基本的に何歳からでも始められます。
リトミック教室は1歳から入会できるところがほとんどなので、ぜひお近くの教室を探してみてはいかがでしょうか。