ちょっとしたことでイライラしたり、人間関係に悩んだりする反抗期は、多くの思春期の子供が経験するものです。

時間が経てば、あの頃は未熟だったなと感じる方も多いでしょう。

しかし、自分と同じように「反抗期だから仕方ない」という姿勢で接していると、新たな問題が生まれる可能性があります。

今回は、反抗期の発達障がいの子との向き合い方について解説します。

適切にお子様と向き合い、良い関係を保ちましょう。


□二次障がいに発展する恐れも?発達障がいの反抗期の特徴


発達障がいの子も思春期になると反抗期を経験します。

周りと同じような反抗期のこともあれば、少し違った反抗期のこともあります。


発達障がいの反抗期の特徴の1つとして、特定の人にのみキツく当たることが挙げられます。

一見よくある反抗期の態度だと思われるかもしれませんが、発達障がいの子の場合、これが顕著に表れるのです。

例えば、お父さんには強い態度をとる一方で、お母さんには素直になるというケースです。


この反抗的な態度をそのままにしておくと、新たな問題が生まれる可能性があります。


それが発達障がいの反抗期の特徴の2つ目である、反抗挑戦性障がいです。


反抗挑戦性障がいとは、反抗期の二次障がいに位置づけられる、目上の人に対して挑戦的な態度をとってしまう疾患のことです。

反抗的な態度や口論を仕掛けるような言動が見られます。


反抗期と異なり、反抗挑戦性障がいは何年間も続いたり、重症化したりする恐れもあるので早めに対処する必要があります。


□反抗期の発達障がいの子との適切な接し方


反抗挑戦性障がいを防ぐためにも、反抗期の子には適切な態度で接しましょう。

どのようなときも大切なのは、一貫性のある姿勢です。


*子供の言い分を聞く姿勢


不安や悩みを相談するのが苦手な子も多いです。

1対1で話す場を作る、相談内容によって相談相手を変える、悩みを文字にかき出すなどして、相談しやすい場所を作ることが重要です。

また、決めつけることや干渉しすぎることは避け、どんなときも味方であるという姿勢を見せましょう。


*柔軟な対応


子供の考えに共感することも大切ですが、共感しているだけでは成長にはつながりません。

社会のルールを教えたり、解決方法を考えさせたりして内面的な成長を促しましょう。

自立できるような程よい距離感が大切です。

内面的な成長が見られたら、具体的に褒めるのも大事なポイントですね。


□まとめ


発達障がいの子の反抗期には、二次障がいのリスクが隠れています。

長期化と重症化の恐れがあるので、反抗期のお子様には適切な言葉と距離感で接しましょう。

ただ共感するのではなく、自分で感情をコントロールしたり、悩みを解決したりできるように導くことも大切です。

言葉選びや距離感に悩むこともあると思いますが、お悩みの際はわたしたちがサポートしますのでぜひご相談ください。






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