赤ちゃんと目が合わないことで不安になる親御さまは多くいらっしゃいます。
目が合わないことで自閉症スペクトラム障がいを疑うことは、多くの親御さまが経験することですので安心しましょう。
今回は、赤ちゃんと目が合うようになる時期と、目が合わないことと自閉症スペクトラム障がいの関係について解説します。
□赤ちゃんと目が合うようになるのはいつ?
一般的に、赤ちゃんと目が合うようになるのは生後2〜4ヶ月ごろだと言われています。
この時期になると、赤ちゃんは動くものや形を認識できるようになることが多いため、目が合うようになるのです。
しかし、赤ちゃんによっては2〜4ヶ月をこえても目が合わない場合もあります。
これは、他のものが気になっていることや、発達に個人差があることなどが原因です。
0歳での定期検診で異常がなければ、他のものが気になっていたり、性格や発達に個人差があったりすることが原因であることが多いです。
そのため、視力や発達の異常ではないかと焦る必要はありません。
目が合わない赤ちゃんには、優しく声をかけたり、近い距離から話しかけてみたりして反応を確認してみましょう。
□目が合わないことと自閉症スペクトラム障がいの関係とは?
自閉症スペクトラム障がいには、他人とのコミュニケーションが困難であったり、こだわりや好みに偏りがあったりするという症状があります。
この障がいの診断がつくのは、3歳〜5歳の時期と言われています。
そのため、この時期になると自閉症スペクトラムの特徴が目立ちやすくなります。
自閉症スペクトラムの特徴が出てくる時期は赤ちゃんのときではありません。
つまり、赤ちゃんと目が合わないからといって、赤ちゃんが自閉症スペクトラム障がいだというわけではないのです。
生後すぐの赤ちゃんの行動からは、自閉症スペクトラム障がいだと判断することは難しいです。
目が合わない赤ちゃんに対しては、その状態だけでは障がいがあるとは言えないことと、赤ちゃんの時点では障がいかどうか判断しにくいことをきちんと理解しておきましょう。
その上で、不安が残っていたり、目が合わないこと以外にも気になる点があったりする場合には、当施設までご相談ください。
□まとめ
赤ちゃんと目が合うようになる時期と、目が合わないことと自閉症スペクトラム障がいの関係について解説しました。
赤ちゃんの状態に対してすぐに障がいを疑うのではなく、経過をよく観察して障がいがあるかどうか判断していくことが大切です。
記事に関して何かわからないことがある方は、当施設までお気軽にご相談ください。