
お子さんの中には、なかなか友達と馴染めなかったり、友達の輪に入れなかったりする子もいます。
友達の輪に入れない理由には何が挙げられるのでしょうか。
この記事では、友達の輪に入れない理由と親としてできることをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
□友達の輪に入れない理由とは?
お子さんが友達となかなか馴染めていないと不安を抱いていらっしゃる方もいると思います。
ここでは、考えられる理由を3つご紹介します。
1つ目は、親と離れられないためです。
お母さんやお父さんと一緒であれば、新しく行く場所や新しい人と出会うような状況でも活動できる子がいます。
そのような子は、親子関係における基本的信頼感がある程度備わっていると言えるでしょう。
しかし、その安心感を自立的に捉えられていないと、親と離れた途端に不安に襲われてしまうことがあります。
このことを心理学の用語で「分離不安」と呼びます。
親と離れても1人で活動できるようになるためには、子どものペースで徐々に慣らしていくことが大切です。
2つ目は、大勢で集まるのが苦手なためです。
発達障がいをお持ちのお子さんによくみられるケースです。
大勢の人がいると、ザワザワした声や物音、突然の大声などに驚いてしまうために、大勢が苦手なことがあります。
3つ目は、場面緘黙です。
家では話せても、他人の前だと話せない子がいます。
その場合は、「場面緘黙」かもしれません。
場面緘黙は、家族以外の人との距離の取り方や、自己表現の仕方などに困難を抱えた状態といわれています。
□親としてできることとは?
お子さんが友達の輪に入れていない時、親としてできることはあるのでしょうか。
まずは、焦りすぎないことが大切です。
それぞれの子どもに個性があるので、お子さんの様子を見守ることも大切です。
また、声かけをしたり促したりすることで、少しずつ輪に入っていけるようになることもあります。
「一度で良いから声をかけてみたら?」などと寄り添いながら背中を押してみても良いかもしれません。
お母さんが先に友達の輪に入ってみるというケースもあります。
お母さんが「仲間に入れてー」と声をかけて遊び始め、お子さんが入りやすいようにしてあげます。
親と一緒であれば子どもも安心して、一緒に輪に入ってくれるかもしれません。
□まとめ
この記事では、お子さんが友達の輪に入れない理由を3つご紹介しました。
親と離れられない、大勢が苦手、場面緘黙の3つです。
また、そんな時に親としてできることもご紹介しました。
ぜひ参考にしてみてください。