赤ちゃんが初めて「ママ」と発したとき、嬉しくてたまらないものですよね。
いつの間にか意味のある言葉を発していることもあるため、成長を見逃せません。
我が子の成長に浸っているのも束の間、周りと比べると「うちの子は言葉に遅れがあるのかな」と不安になる方もいらっしゃると思います。
しかし、子供の成長は個人差が大きいため、焦らずに言葉のサポートを続けることが大事です。
そこで今回は、言葉の遅れの原因と言葉の訓練方法を解説します。
□言葉を発するのが遅れる原因とは?
周りよりも言葉を発するのが遅れているというのは、一概に判断できません。
なぜなら、考えられる原因が多くあるためです。
原因によってはすぐに改善できるものもあるため、まずは原因を把握しましょう。
理由の1つ目は、難聴です。
難聴であると、脳へ言葉が入力されないため話せないのです。
反対に、治療によって難聴を改善することで急激に言葉を発することが増えることもあります。
音への反応が悪い場合は、聴力の検査をおすすめします。
2つ目は、言葉の理解はできるが話すのが困難であることです。
かけられた言葉は理解できても、それに上手く言葉で返せない子供もいます。
経過観察でも良いですが、心因的な問題もあるため、安心して言葉を発せられる場を作ってあげましょう。
3つ目は、言葉の理解も話すのも困難であることです。
難聴や発達のバランスの偏りなど、多くの原因が考えられます。
全体の発達もサポートしつつ、苦手分野を見極めることが重要です。
4つ目は、滑舌が悪いことです。
舌や唇を上手く使えていないことから、滑舌が悪い場合もあります。
ほとんどが自然に改善されますが、訓練や自宅練習で改善できるので、小学校入学前を目途に滑舌の改善を検討しても良いでしょう。
□子供の月齢と発語ステップに合わせた訓練を!
言葉に遅れがあるとはいえ、子供の成長は著しいため、月齢によって言葉のレベルの目安が異なります。
慌てずに、まずは自分のお子様の月齢に合った訓練をしていきましょう。
生後2か月頃から10か月頃にかけて、喃語、違った音の組み合わせ、大人の真似をした音を発していきます。
この時期は、子供の顔を見てゆっくりとわかりやすく話しかけると、言葉の理解も進みます。
1歳から2歳にかけて、意味のある単語を発していき、2文語を発することもあります。
この時期は、子供が発する言葉に耳を傾けて反応することで、言葉を発する楽しさを伝えられるでしょう。
2歳から3歳にかけて、3語文を発することが増えるほか、イヤイヤ期に入ります。
イヤイヤ期は自我の芽生えの象徴です。
芽生えた自我を育てるために、ほめることを中心にコミュニケーションを取りましょう。
□まとめ
今回は、言葉の遅れの原因と言葉の訓練方法を解説しました。
原因や月齢に合った言葉のレベルを知って、少しでも不安を解消していただけたら嬉しいです。
わたしたちは、多彩なソーシャルスキルトレーニングで子供たちの成長をサポートしています。
少しでも興味がありましたら、お子様と一緒にぜひ遊びに来てください。
お待ちしております。