近年、ADHDという言葉を耳にすることが多くなってきたのではないのでしょうか。
ADHDと言われると気を遣ってしまうかもしれませんが、ADHDと診断されることで気が楽になる方もいらっしゃいます。
今回は、ADHDの特徴とともにADHDの子供との接し方について解説します。
□ADHDの特徴
ADHDとは、発達障がいの1つです。
日本語では注意欠如多動性障がいと言い、以下の3つの特徴があります。
・不注意性
集中力がないため、忘れ物したり物をなくしたりすることが多いです。
・多動性
じっとしていることが苦手で、大きな音をたてたり動き回ったりします。
・衝動性
我慢も苦手であるため、自分の思い通りいかないことに対して不満を持つことがあります。
この特性それぞれが均等に現れるのではなく、どれかの特性が強く現れます。
その強く現れる特性の違いによって「不注意型」「多動・衝動型」「混合型」に分けられるのです。
ADHDは、大人になってから診断される方も多いですが、生まれつきの脳の機能障がいが原因とされており、また一定の遺伝性があるともされています。
□子供がADHDと診断されたら
お子様がADHDと診断されたら、付き合い方に悩むかもしれませんが、次のことを意識してお子様をサポートしましょう。
*ほめる
ADHDの子供との付き合い方で1番重要なのが、ほめることです。
不注意性から何度も同じことを間違えてしまうかもしれませんが、絶対に責めてはいけません。
注意に留め、できたときはたくさんほめましょう。
それが当たり前のことであったとしても、ほめることで発達をサポートできます。
*ワーキングメモリーが少ないことを把握する
何かをする際に必要な準備や途中過程を一時的に記憶するのが、脳のはたらきの1つであるワーキングメモリーです。
ADHDの子供の多くは、ワーキングメモリーが少ないため、過去ではなくその場の情報を頼りに行動します。
結果、同じ間違いを繰り返すことにつながってしまうのですが、このことを把握することでサポートの方法も確立していきます。
ADHDと診断されることで、これまで難しかったお子様との接し方もわかるようになるでしょう。
マイナスなこととは捉えずに、前向きにお子様をサポートしていきましょう。
□まとめ
今回は、ADHDの特徴とともにADHDの子供との接し方について解説しました。
ADHDの中でも3タイプに分かれるので、お子様のタイプに合ったサポートができると良いですね。
お子様の行動やお子様との接し方についてお悩みがある方は、1人で抱え込まずにわたしたちや病院にご相談ください。
わたしたちは、お子様にも親御様にも居心地の良い場を提供しております。