一般的に「学校は勉強をする場所」と考えられていることが多いですが、勉強以外にもたくさんの楽しい出来事があり、そこから得られる学びもたくさんあります。

楽しいはずの学生時代に勉強の苦手意識から嫌な思い出が残ってしまうと、少しもったいないものですね。

そうならないために、周りのサポートが必要です。

今回は、軽度知的障がいの小学生へする勉強のサポート方法を解説します。


□少しでも勉強に違和感があったら支援学級の選択も


周りのレベルに無理に合わせる必要はありません。

お子様の学力に合った支援を受けられる学級を選択することは、次のようなメリットがあります。


*授業についていける


学力のレベルが異なると、45分の授業をただ座って過ごさなければなりません。

何もしないで座り続けるのは大人にとっても苦痛なことです。


そのため、全く意味がわからない授業に参加するよりも、支援を受けながらもついていける授業のほうが、お子様にとって有意義な時間が過ごせるのです。


*勉強意欲を保てる


支援学級に通わせるとなると、レベルが下がってしまいお子様の将来が心配という親御様も多くいらっしゃいます。


しかし、普通学級でお子様に勉強に対する挫折感を持たせてしまうほうが、勉強への意欲は低下してしまいます。

支援学級であれば、1つ1つの段階を確認して進むため、勉強に対する達成感や満足感が得られ、勉強への意欲も失われないでしょう。


*思い出に残る小学生時代に


小学生時代には、宿泊学習や運動会などのイベント、さらには休み時間や給食の時間にも素敵な思い出がある方もいらっしゃると思います。


勉強への苦手意識から学校に行きたくなくなるお子様も多いです。

せっかくの楽しい小学生時代をお子様に幸せに過ごしてもらうために、支援学級で勉強の負担を少しでも減らすのも選択肢の1つなのです。


□家庭でできる!軽度知的障がいの小学生の勉強サポート方法


勉強のサポートは、学校の支援学級だけではありません。

家庭でもサポートすることが、お子様の今や将来を豊かなものにします。


1.生活リズムを整える


授業に集中できるように、生活リズムを整えることが重要です。

発達障がいの子は、睡眠障がいになりやすい子もいます。

スマホやゲームの時間を決めたり、外遊びで日光を浴びたりする方法で、夜眠りやすい環境にしましょう。


2.整理整頓をする


きれいな部屋であれば勉強に集中できますが、発達障がいの子は忘れっぽさから片づけられないことが多いです。

少しずつ片付けを促したり、タンスや棚にしまうものを書いておいたりする方法で、勉強に集中できる環境にしましょう。


□まとめ


支援学級の選択に不安を感じる親御様も多いですが、授業についていけないお子様の状況を変えなくてはならないのも事実です。

勉強を克服することが目的なのではなく、お子様が楽しい学校生活を送れることが1番重要です。

周りの支援も受けながら、家庭でもサポートをしていきましょう。






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