大人とは違い、まだできることが少ない赤ちゃんであるために許される行動は多くあります。
その1つが、指しゃぶりです。
しかし、子供の指しゃぶりは口や指への悪影響があるだけでなく、周りを良い気持ちにはさせないため、やめる方向に徐々に持っていくことが重要です。
そこで今回は、指しゃぶりと自閉症の関係性とともに、指しゃぶりの対策について解説します。
□指しゃぶりも含まれる!自閉症の特徴
自閉症の方の特徴として、人への反応が乏しいために社会的関係を形成するのが難しいこと、特定のもののみに興味がわきやすいことが挙げられます。
また感覚の敏感さや鈍感さから自己刺激行動があり、その行動の1つが指しゃぶりなのです。
これは特徴の1つであり、指しゃぶりをしているからといって必ず自閉症と判断はできません。
他の特徴も紹介しますので、参考にしてください。
・対人関係
自分から人にかかわりを求めないため、集団行動ができない傾向があります。
・コミュニケーション
独り言が多かったり、覚えた言葉を繰り返し言ったりします。
・行動
急に泣き出したり笑ったりすることもあります。
行動をコントロールすることが難しいため、パニックになってしまうこともあります。
□指しゃぶりを対策するには
指しゃぶりを無理にやめさせると、パニックになることもあります。
しかし、指しゃぶりは歯並びを悪くする、指が変形するなど悪影響もあるのです。
また、指しゃぶりに対して不快な気持ちになる方も多く、子供の場合、いじめに発展してしまう恐れもあります。
お子様と向き合い、焦らず徐々に改善していくことが大切です。
ぜひお子様に合った方法を見つけてみてください。
*まずは受け入れる
もちろん指しゃぶりは自己刺激行動として自閉症の特徴でもありますが、お子様が不安や寂しさから指しゃぶりしている場合もあります。
まずは注意するのではなく、指しゃぶりをする原因と向き合いましょう。
*他のことに注意を向ける
手を他のことに使うと、指しゃぶりに集中することが少なくなります。
折り紙やおもちゃなどで一緒に遊ぶと良いでしょう。
また不安から指しゃぶりをしている場合は、手を繋いで一緒に寝るとお子様は安心感を得られます。
*代用品を見つける
指しゃぶりをしすぎると指にタコができ、最悪変形してしまうこともあります。
いきなり指しゃぶり自体をやめさせることは難しいので、指の保護のために代用品を見つけましょう。
最近は、指しゃぶり対策グッズもあるので検討してみても良いですね。
□まとめ
今回は、自閉症の特徴と指しゃぶりの対策について解説しました。
指しゃぶりをしているだけで自閉症とは判断できません。
しかし、指しゃぶりはこれからの生活に悪影響を与える可能性があるのは事実です。
焦らずにお子様に適した方法、スピードで改善していきましょう。