児童発達支援事業所と児童発達支援センターは名前は似ていますが、異なるものです。

この記事では、児童発達支援事業所と児童発達支援センターの違いについて説明します。

ぜひ参考にしてみてください。


児童発達支援事業所と児童発達支援センターの違いとは?


児童発達支援事業所と児童発達支援センターは、両者とも児童発達支援を行う施設です。

児童発達支援をしているという意味では同じなのですが、児童発達支援事業所と児童発達支援センターにはどのような違いがあるのでしょうか。


まず、児童発達支援事業所からご説明します。

これは、発達障がいを持っている未就学の子どもたちを対象として、自立した生活が送れるようになるための訓練をする施設です。

また、子どもだけでなく利用している子どもの家族に対する支援も行っているのが特徴です。


次に、児童発達支援センターです。

こちらは、児童発達支援事業所の内容に加えて、施設を利用していない家族に対しても相談できる場所として開かれていたり、障がいのある子たちが通う保育園の援助やアドバイスをしていたりします。

つまり、児童発達支援事業所よりもより開かれた支援をしているのです。

また、場所によっては、医療的な支援も実施している場合もあるので、お近くの児童発達支援センターについてぜひ調べてみてください。


児童発達支援のタイムスケジュールをご紹介


続いては、児童発達支援のタイムスケジュール例をご紹介します。

タイムスケジュールはそれぞれの施設によって異なるので、一例としてご覧ください。


まずは、9時半あたりに登所して身支度をします。

ちなみに身支度には、生活動作の獲得という狙いも含められています。


そして10時から朝の会を行います。

朝の会は、集団にいることに慣れさせるという目的で行っているところが多いです。


そしてその後に、集団での活動があります。

主には、姿勢や運動、動作の向上のために構成されています。


11時すぎくらいから個人に応じた行動をします。

例えば、コミュニケーションや概念の習得などが例として挙げられます。

それぞれの子どもがどのような障がいを持っているのかや、どれくらいの障がいを持っているのかは異なります。

個人個人にあわせたプログラムを組むことで、親御さまも安心して子どもを預けられることでしょう。


12時からお昼ご飯の時間です。

その1時間後くらいに帰りの身支度を行い、降所です。


以上が大まかな1日の流れになります。

このタイムスケジュールを利用して、実際の利用のイメージに役立てていただけたら幸いです。


まとめ


この記事では、児童発達支援事業所と児童発達支援センターの違いについて解説しました。

2つの施設は、児童発達支援を目的としてつくられた点で共通していました。

しかし、行っている業務や支援が少し異なります。

ぜひ参考にしてみてください。