近年普及し、進化してきたマップアプリは、生活に欠かせないものになりました。
「スマホと財布さえあればどこにでも行ける」というのにも、マップアプリが貢献しているはずです。
しかし、マップアプリでも細かい位置情報はわからないことが多く、方向音痴の方はまだまだ待ち合わせに苦労することも。
その方向音痴についてですが、実は発達障がいの症状の1つでもあります。
今回は、発達障がいの方向音痴の特徴とサポート方法を解説します。
□発達障がいの子は方向音痴が多い?道の覚え方の特徴について
*方角がわからなくなる
右、左、まっすぐで方向を認識しているため、体の向いている方向が変わると方角がすぐわからなくなってしまいます。
どの方角を目指しているのかも把握できなくなってしまうので、1人で目的地まで辿り着くのが難しいのです。
*地図を読むのが苦手
方角を把握していないため、地図を読む際も地図をくるくる回しながら試行錯誤します。
今、自分がいる場所がわからなくなることもあります。
*マップアプリに頼る
自分で位置情報や目的地までの経路を把握しなくてはならない紙の地図とは違い、マップアプリは方角、進む方向、自分の位置も同時に表示してくれるため、頼れる存在になっています。
□待ち合わせでは発達障がいの子をサポートしよう
マップアプリの普及から、方向音痴に悩む方も少なくなってきました。
しかし、マップアプリでは細かいところまで表示するのは難しく、待ち合わせで苦労することもあります。
もし発達障がいで方向音痴な子と待ち合わせする場合は、以下のことを気にかけましょう。
1.明確に場所の説明をする
曖昧な説明だと、その周辺までは辿り着けても待ち合わせの場所がわからなくなる可能性があります。
例えば「1番出口を出たところにあるお店の前ね」と言ってしまうと、お店ではなくても建物がいくつかあった場合、どこを目指せばよいかわからなくなります。
お店の名前や出口を出てどの方向にあるかなど具体的に伝える必要があるのです。
2.視覚情報を送る
待ち合わせ場所の特徴を伝える方法は、その場所の名前だけではありませんし、それだけでは不十分な可能性も高いです。
その待ち合わせ場所に行くまでに見つかる目印を具体的に伝えましょう。
視覚的な情報は、イメージが湧きやすく、道があっているかどうかの安心材料にもなります。
「交差点を渡って赤い看板を右に見る」「コンビニが左に見えたらまっすぐ」など口頭で伝えるのも良いですし、周辺画像を送るとイメージしやすくなるでしょう。
□まとめ
方角や自分の位置を把握することが難しいのが方向音痴の特徴ですが、マップアプリで徐々にその悩みは解決されていっています。
しかし、多くの人が集まる場所での待ち合わせは、位置情報が機能しないことも多く、まだまだ方向音痴の方には苦しいものです。
具体的な情報、視覚的な情報を伝えるなどしてサポートをし、スムーズな待ち合わせを目指しましょう。