幼稚園で発達障がいを指摘されたら、親御さまはどうすればいいのか分からず不安な気持ちでいっぱいになると思います。
発達障がいと伝えられたら、どうしたら良いのでしょうか。
今回の記事ではそもそも発達障がいとは何かということと、指摘されたらすべきことをご紹介します。
□発達障がいについて
発達障がいとはいくつかの脳機能の障がいの総称です。
発達障がい者支援法において「通常低年齢において発現するもの」と定義しているように、通常は低年齢の子供に見られます。
現在は、発達障がいには以下のものが含まれています。
・ASD(自閉スペクトラム症)
・ADHD
・学習障がい
・知的障がい
・コミュニケーション障がい
・運動障がい
2013年にアメリカ精神医学会の診断基準が変わり、アスペルガー症候群は現在ASDに含まれています。
症状は一部重なって出たり、軽いものもあったりします。
□発達障がいを指摘されたときにすべきこと
1つ目は、「他の環境の子供の様子を確認すること」です。
指摘された問題が、園内でのみ発現するものである場合もあります。
その場合は園の環境を確認することになりますが、このように自分の子供の障がいが本当かどうかを確認する必要があります。
上記の例で、たとえば園内でのみ発現すると判明したとしましょう。
この場合はさらに、「特定の友達の影響なのか」、「担任との相性が悪いのか」、「園の活動が合っていないか」などを確認する必要があります。
結論として、まずは子供の様子に関する情報を集めましょう。
場合によっては、その要因まで特定できるとベターです。
2つ目は、「専門家に相談すること」です。
他の環境における子供の様子が分かってその上で指摘が事実と分かった場合、専門機関へ相談しましょう。
相談することにデメリットはありません。
少しでも不安があれば、情報を集めるために相談機関を活用しましょう。
広く利用される専門機関としては2つあります。
1つ目は「子育て支援センター」です。
0歳から就学時までの親子が対象で、子育て全般のお悩み相談が可能です。
無料である点も魅力的です。
2つ目は「保健センター」です。
保健師や管理栄養士、歯科衛生士、看護師、理学療法士など様々な専門家を配置しています。
中には有料のものもありますが、子育て相談や乳幼児健診は無料です。
□まとめ
発達障がいにはさまざまなものがあります。
指摘された場合は環境要因の物でないかまず確認し、その後機関に相談するようにしましょう。
当施設では発達障がいのお子さんの療育をしていますので、なにか相談事があればお気軽にいらっしゃってくださいね。