お子さんによって感覚に違いがあります。

発達障がいの症状で強い刺激を求める場合もあるでしょう。

そのような場合の対応のポイントを押さえておくと良いと思います。

ぜひご一読ください。


□感覚が人によって違う


お子さんによって感覚に大きな違いがあるかもしれません。

感覚の違いは、過敏なのか鈍感なのかで判断します。


まず、感覚過敏とは音や光などの特定の刺激を過剰に受け取ってしまう状態のことをいいます。

その反対が感覚鈍麻で、刺激に対してあまり反応しないことです。

どちらも感覚に偏りがある状態となります。


感覚過敏の場合は、日常の中の刺激を人よりも多く受け取ったり過剰に感じたりしてしまうためストレスが大きいです。

また感覚に鈍感な場合は、身体の怪我に気づかずに、治療が遅れてしまうといったリスクも考えられるでしょう。

以上のように、感覚に偏りがある場合は、日常の生活を送るうえで支障が出てしまうかもしれません。


□感覚が鈍い子への対応のポイント


続いては、特に感覚が鈍い子どもで感覚探求がある子の対応ポイントをご紹介します。


1つ目は、子どもが満足するまで触らせてあげることです。

感覚が鈍くて探究心がある子は、同じものをずっと触りたがることがあります。

周りからすると不思議だったり、不必要な行動に見えるかもしれません。

しかし、今必要としている刺激をたっぷり感じることで、これからの発達につながります。


2つ目は、たまには力一杯遊ぶことです。

感覚が鈍い子は、物の扱いが雑になることがあります。

雑に扱うことを頭ごなしに非難するのではなく、お子さんの自然な発達の状況だと理解することが大切です。

物を優しく扱うことを教えることも必要ですが、時には壊れて支障のないもので目一杯遊ばせてあげることも大切です。


3つ目は、普段触らないものを触らしてあげることです。

普段触らないものに触れる機会を作ることで、触ることが苦手なものをなくせます。


4つ目は、圧力を教えてあげることです。

表面的な手触りの話ばかりしましたが、筋肉で感じる圧力も、大切な感覚の1つです。

そのため、軽い圧力を感じる機会も設けることをおすすめします。


□まとめ


今回は、感覚が過敏だったり鈍感だったりする子どもについてご説明しました。

特に鈍感で感覚に対する探求がある子は、ご紹介した対応をしてあげると良いです。

そうすることで、いろんな感覚を覚えたり、感覚を発達させられるかもしれません。




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