子供が発達障がいかもしれないと思った時に検査する方法がいくつかあります。

この記事では、発達障がいの検査方法と検査が受けられる場所をご紹介します。

ぜひご一読ください。


□発達障がいの検査方法


発達障がいとは、脳に何らかの機能的な問題があり、コミュニケーションが困難だったり、行動のコントロールがうまくできない状態にあったりするものです。

本人と話すことや生活の様子を聞くことで、発達障がいの有無を診ていくことが多いです。

そして、知能能力の検査や行動面の検査を行います。

そうすることで、ADHDや自閉症スペクトラム障がいなどの具体的な診断につなげていくでしょう。


検査方法としては、知的処理能力の把握のために行う「WISC」や行動像の概要把握のために行う「CBCL」や「TRF」などがあります。

WISCは5歳から16歳の子どもを対象として行われる検査になります。

人の知能は、大きく言語性IQと動作性IQの2つに分けられます。

WISCでは、いくつかの検査を用いてその数値を測定するでしょう。


言語性IQとは、言語の使い方に現れる知的能力です。

検査の中で、一般的な知識に関する質問をして言葉で答えたり、算数の問題に暗算で答えたりする言語性検査を行います。

動作性IQに関しては、何かを作成したり作業したりすることに使われる知的能力で、パズルをしたり迷路問題を解いたりして検査を行います。


発達障がいを持つ子どもは、この2つのIQの数値にひらきがあることが多いです。

その数値を見ることで、発達障がいを診断します。


□発達障がいの診断が受けられる場所は?


続いては、発達障がいの診断が受けられる場所をご紹介します。

まず、診断を行えるのは、医療機関のみです。

そのため、発達障がいの診断を受けるためにも、医療機関を受診する必要があります。


具体的な診療科としては、小児科や児童精神科、小児神経科などです。

発達外来というものでも、診断が受けられます。

ただ、注意していただきたいのが、診断がなかったとしても利用できる支援や福祉サービスがあるということです。

そのため、現状を鑑みたうえで、受診の必要性は考えてみても良いかもしれません。


実際に医療機関を探す時には、地域の医療機関リストがないか確認してみることをおすすめします。

地域によってはリストを公開しているところもあるので、それらを利用されると良いでしょう。

その場合は、対応が可能な発達障がいでや、アセスメントや個別心理面談などを行なっているかどうかの情報も併せて公開されていることもありますので、確認してみてください。

また、日本小児神経学会のホームページに、小児神経専門医の登録名簿などがあり、それらのリストも利用可能です。


□まとめ


発達障がいか検査できる方法として、WISCをご紹介しました。

また診断できるのは医療機関で、小児科や発達外来などで診てもらえます。

必要性に応じてお医者さんに相談されることをおすすめします。

ぜひ参考にしてみてください。




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