発達障がいの子で外出を嫌がる子がいます。

外出を嫌がる理由はどんなものが考えられるでしょう。

またその場合の対策はなんでしょう。

これらの点について解説するので、ぜひ参考にしてみてください。


□お子さんが外出を嫌がる理由とは


発達障がいのある子の中には、極端に外出を嫌がる子がいます。

そのような場合の考えられる理由は何が挙げられるでしょうか。


まず1つ目は、未知のものに対して不安を感じているという理由です。

「これから何が起こるのか」「何が待ち受けているのか」「いつまでこれが続くのか」というような不安を抱くお子さんがいます。

このような場合は、自分の知らないことや新しいことに対して、大きな抵抗を見せるでしょう。


お出かけに当てはめると、どこに行くのかわからないし、知らないところに行って新しい環境にいなければいけないと不安を感じるのです。

また、家という慣れていて安心できる環境から離れなければならないことへの不安も大きいでしょう。


2つ目は、感覚が敏感でストレスが大きいという理由です。

発達に偏りのあるお子さんの中には、感覚が敏感な子がいます。

感覚が敏感だと、他の多くの人が平気な音や光が大きなストレスとなってしまいます。

音や光のほかにも、匂いや味、風や温度なども強い刺激となります。


□お出かけが苦手な場合の対策とは


続いては、上記の理由に対する対策をご紹介します。


まずは、買い物やお出かけに行くときは、できるだけ人の少ない場所や人が多くない時間にいくことです。

感覚の鋭い子にとって、人が大勢いる場所は大きなストレスとなります。

人と触れ合う感覚や雑踏などが刺激になってしまうでしょう。

できるだけ広々とした場所に出かけたり、すぐに喧騒から遠ざかれる場所に行くと良いです。


また、夜にベランダで虫の音を聞くのもお勧めです。

夜ベランダに出ると、虫の音が聞こえてくるかもしれません。

その音に耳を澄ましてみて、聴覚から癒しを得てみましょう。

そうすることで、段々と音にも慣れてくるかもしれません。


未知のものへの不安に対しては、いつも行くところを同じにしたり、変えたとしても少しだけ、行き先についてもあらかじめ一緒に調べてみたりすると良いでしょう。


□まとめ


今回は、外出を嫌がるお子さんの原因についてご紹介しました。

外出が大きなストレスになっているかもしれないので、無理せずできることから始めることが大切です。

ご紹介した対策も実行しながら試してみてください。




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