発達障がいの子どもの友達トラブルに困っている方はいらっしゃいませんか。
学校生活などでは何かとトラブルは発生してしまうものです。
この記事では、そんな方へトラブルを回避するために親子でできることをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
□トラブルの事例をご紹介
まずは、実際にあったトラブルの事例をご紹介します。
ADHDの特性を持っている小学3年性のお子さんの話です。
彼は幼稚園にいるときに、よくお友達に抱きついたり、ゲーム中にルールを無視してゲームの継続を困難にしたりしていました。
”空気を読む”行動が苦手だったようです。
そこで、彼の親御さんが行ったことは、とにかくルールを教え込むことだったそうです。
例えば、「朝あったらまずはおはようと挨拶する」や「抱きつくんじゃなくて言葉で気持ちを伝えよう」などです。
しかし、その方の場合はいまいち効果がなかったそうです。
発達障がいを持つ子が”空気を読めない”理由は、親のしつけや育て方が原因なのではありません。
脳の特性が大きく影響しているのです。
ルールを教え込んでもうまくいかなかったのは、その対処方法が脳の特性に合っていなかったからでしょう。
それでは、どんなことが対処方法として適しているのでしょうか。
□親子でできることとは
発達障がいを持つお子さんがトラブルを回避してお友達をつくるためには、どんなことができるでしょうか。
まず1つ目は、良いお友達を1人つくることです。
良いお友達は、自然な人付き合いの中でできることもありますが、学校の先生や保護者会などに相談してみることもできます。
みんなと仲良くなろうとするのではなく、まずは一対一のコミュニケーションからできるようになると良いです。
2つ目は、周囲に質問したり助けを求めたりすることを学ことです。
困った時には、誰かに質問をしたり、助けを求めたりすることが大切です。
そうすることで、シーンにあった適切な言動も身についてくるでしょう。
3つ目は、SNSの使い方を学ぶことです。
小学生以下の子は問題にならないかもしれませんが、中学生以上の子はSNSを利用していることが多いです。
SNSから友達とのトラブルに発展することもあるので、適切な使い方を勉強することが重要でしょう。
□まとめ
この記事では、発達障がいを持つ子の友人トラブルについてみました。
友人トラブルを避けるためには、少しずつ関係性を構築することに慣れていくと良いでしょう。
ご紹介したことをぜひ参考にしてみてください。