発達障がいの子どもに多く見られる特徴として、帽子を嫌がりやすいというものがあります。

そこで今回は、帽子を嫌がる子どもへの対処法について解説します。

ぜひご覧ください。


□発達障がいの特徴とは


触れる感覚が過敏で、身につけること、触れられること、いろんなことを嫌がることは、発達障がい児の特徴の1つです。


身につけるものを嫌がったり、いつも同じ服ばかり着たがる特徴がある子がいます。

具体的には帽子や靴下、マフラーを嫌がることが多いです。


また、気温や季節に合わせた服装ができない子もいます。

どんなに寒くても半袖半ズボンを好んだり、暑くて汗をかいていても長袖を着る子もいます。


腕まくりや服のタグに対しても反応してしまう子どもが多いです。


その他、歯磨きや爪切り、耳かきのような日常の習慣を嫌う場合もあります。


感覚過敏の男の子をお子さんに持つ保護者の方によると、靴下がどうも嫌いで、どこにいても靴下を脱いでしまうので、とても困っているようです。

また、感覚過敏の症状は年齢を重ねるごとに少なくなってきてはいるものの、今でも耳かきは苦手にしているそうです。


□帽子を嫌がる子への対応とは


夏の暑い日や頭を守ってほしい場面などは、子どもには帽子をかぶってほしいところです。


しかし、なかには感覚刺激に対する反応が強すぎるがゆえに、すぐに帽子を脱いでしまう子どもがいます。

そんなとき、どう対処すれば良いのでしょうか。


*帽子に慣れてもらう


色々な素材や大きさの帽子を着せてみて、好みの帽子がないか探ってみましょう。

また、人形やおもちゃに帽子をかぶらせてみたり、自身が帽子をかぶったりすれば、帽子に対する抵抗も薄れるかもしれません。


*頭への刺激に慣れてもらう


プールや新聞遊び、おままごとなどを通して、頭への色々な刺激を経験してもらうようにしましょう。

その際、刺激を体験してもらうことを重視しすぎてしまうと、訓練のようになってしまいます。

お子さんが嫌がらない程度に、あくまでも遊びの中で慣れてもらうことを大切にしましょう。


*帽子をかぶっている様子を鏡で見せる


帽子をかぶる時は、かぶっている様子を鏡でみてもらいましょう。

自分の頭の上で起きていることを見て確認できることで、お子さんも安心するかもしれません。

帽子をかぶってくれたら、「かっこいいね」「かわいいね」などと褒めてあげましょう。


□まとめ


本記事が皆様の参考になれば幸いです。

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