発達障がいの子に勉強を教える時はどんなことに気をつけたら良いのでしょうか。
勉強の教え方を知る前提として、子どもの学び方を知っておくと良いでしょう。
今回は、発達障がいのある子の学び方と教え方のコツをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
□発達障がいがある子に必要な学び方とは?
字を読んだり書いたりすることに困難を抱えていて、宿題に時間がかかってしまったり、計算することが苦手で授業についていけなかったりする子がいます。
勉強に苦手意識を抱いてしまい、勉強することが嫌いになってしまうこともあるでしょう。
そうならないためにも、困難を感じている子に合った学び方をする必要があります。
子どもに合っている学び方とはどのようなものでしょうか。
それは、学年にとらわれずに、子どもの実力に応じた教材を使用することや、躓いている部分に気づいて学び直しができるようにすること、またしっかり理解できるようにスモールステップで教えることなどが挙げられます。
また、きちんと勉強に集中できるような環境づくりも重要になってくるでしょう。
□子どもに教えるときのコツとは
上記では、学び方のポイントをご紹介しました。
続いては、子どもに教えるときのコツをご説明します。
1つ目のコツは、できない現状を叱ったり責めたりしないことです。
どれだけ時間がかかったとしても、大人が焦ってしまってはいけません。
ゆっくりであっても、責めずに子どもの気持ちに寄り添ってあげることが大切です。
2つ目は、他人と比べないことです。
学習障害には偏りがあり、個性の強いものです。
そのため、他人と比べるのではなく、その子の特徴を掴んで得意分野を伸ばしてあげると良いでしょう。
3つ目は、「頑張れ」や「できる」を多用しないことです。
こういった応援の言葉もときには大切ですが、使いすぎはプレッシャーになるかもしれません。
4つ目は、厳しすぎず、甘すぎずに接することです。
厳しすぎると自尊心を損ない、甘やかしすぎると自立心を失わさせます。
ちょうど良いバランスで接することを意識しましょう。
5つ目は、目標設定は短くして、達成感を体験しやすくすることです。
遠すぎるところに目標を設定すると、達成感が得られないので、短くすることがポイントです。
□まとめ
この記事では、発達障がいのある子の学び方や、教えるときのコツをお伝えしました。
その子に合った学習をサポートすることが大切です。
ご紹介したコツをぜひ意識してみてください。