足裏へ刺激を与えることは、運動能力の向上に関連がある可能性があります。

幼少期に裸足で運動していたアスリートの話を聞いたことがあるかもしれません。

発達障がいを持つ子に対しては、足裏マッサージが効果的です。

ぜひご一読ください。


□足裏を刺激することの効果とは


足裏を刺激することと運動能力にはどのようなつながりがあるのでしょう。

人の身体は、筋や腱、関節などにある受容器から情報を受け取っています。

そして感覚神経から脊髄や脳を経由して運動神経に電気的な信号を伝えることで、筋肉を収縮させ動いています。


つまり、感覚に敏感ではっきりとわかることができたら、情報を伝えるスピードが早くなり、運動神経までの伝達も早くなるのです。

反対に、感覚が鈍ければその分情報の伝播が遅くなり、反応も遅くなります。

反応が早いことが運動能力と直結するのです。


それでは、その中でもなぜ足裏なのでしょうか。

さまざまな感覚がある中で、痛覚と温度覚は感じやすいそうです。

特に、手と足底は痛覚が敏感な部分です。

歩く際や身体を動かす際に唯一地面に接している足の裏に刺激を与えることで、身体全体の動きの神経伝導が速くります。


また、足裏の感覚神経を敏感にすることで、地面から得られる情報をキャッチする感覚も磨かれます。

そうすることで、バランス感覚が良くなったり、踏ん張りが効きやすくなったりする効果も期待できるかもしれません。


□発達障がいを持つ子への足裏マッサージとは


続いては、発達障がいを持つ子への足裏マッサージ法をご紹介します。

「足さわり」というものをご紹介します。


その名の通り足を触ります。

親指の付け根の下、正式には拇指球(ぼしきゅう)と呼ばれる部分をそっと触ります。

触るときは強すぎない力にしてください。

むしろ、そっと触れるような力加減でも良いでしょう。


優しい刺激を与えることを意識してください。

優しい刺激を与えることで、徐々に感覚が敏感になるかもしれません。

マッサージを行うタイミングとしては、寝る前が良いでしょう。

寝る前に優しくしてあげることで、身体の緊張を緩めて良質な睡眠をとってもらえます。


□まとめ


この記事では、足裏を刺激することと運動能力の向上に関連があることを解説しました。

裸足で過ごすことも方法として良いですが、発達障がいを持つ子にはマッサージをしてあげると良いでしょう。

優しい刺激を与えることを意識してみてください。

この記事が参考になれば幸いです。




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