子どもの心身の発達の度合いを調べるために、発達検査というものがあります。
この検査をすることで、子どもの発達の特徴や接し方のヒントがわかるでしょう。
子どもとの向き合い方を知るためにも、検査を受けてみても良いかもしれません。
判断材料としてこの記事を役立てていただけたら幸いです。
□発達検査の具体的な検査とは
発達検査といってもさまざまな種類のものがあります。
その中からいくつかご紹介します。
まずは、新版K式発達検査です。
これは、年齢相応の行動や反応と対象の子どもの行動や反応が一致しているか評価するものです。
評価の対象となるのは、「姿勢・運動」、「認知・適応」、「言語・社会」という3つの領域になります。
3歳以上の子どもの場合は、「認知・適応」と「言語・社会」に重点が置かれるでしょう。
この検査をすることで、3つの領域に関する発達指数と発達年齢を知れます。
乳幼児のための検査用具としては、振るとガラガラと音が鳴るおもちゃや積み木、ミニカーが用いられます。
自然と子どもが遊べるものを使用することで、子どもの自然な行動が観察しやすいです。
判断をするのは、単純に検査結果からだけではなく、言語反応や感情、動作や情緒なども含みます。
乳幼児精神発達診断法というものもご紹介します。
これも上記と同じように発達の度合いの比較をして、実際の年齢とどれくらいの差があるかを評価するものです。
異なる点としては、面接者が保護者に対して子どもの様子を個別に面接する点にあります。
また各項目について尋ねることで診断が行われます。
□人格検査とは
人格検査という検査もあります。
人格検査は発達検査と並ぶ概念のものです。
人格検査には、質問紙法と作業検査法、投影法という3つの方法があります。
特に投影法は、さまざまな捉え方ができるような模様や絵、文章などに自由に答えてもらうことによって、その人の心理パーソナリティを探るものです。
具体的には、書き出しの言葉につづけて文章を書くことをするSCTや、絵を見て物語を作成するTAT、またインクのシミがどんなものに見えるか応えるロールハッシャテストなどが挙げられます。
□まとめ
この記事では、発達検査の種類についてご紹介しました。
さまざまなものがありますが、新版K式発達検査などが多く使われているでしょう。
また人格検査などもあり、いろいろな方法を用いながらパーソナリティについても検査することが可能です。
ぜひ活用してみてください。