ハンドリガードとは、赤ちゃんが生まれてから数ヶ月後に行う行為のことです。
この行為が何を指すのか知っておかれると良いでしょう。
知的障がいとの関連についてもご説明するので、ぜひご一読ください。
□ハンドリガードとは
そもそもハンドリガードとはなんのことなのでしょう。
どういう行為かというと、赤ちゃんが自分の手を見ている行動のことを指します。
リガードというのが、英語で「見る」という意味です。
自分の手をじっと不思議そうに見つめている赤ちゃんの姿を想像できる方も多くいらっしゃるでしょう。
じっと見ている行為のほかにも、手をぎゅっと握ったり開いたり、ゆらゆらと振ったりしている行為も挙げられるでしょう。
また胸の前に手を持ってきて両手の指先を合わせる行動も同様の行為の一種です。
なぜそんなことを赤ちゃんがするのかというと、赤ちゃんが自分の手を認識したからです。
私たち大人からすると、自分の体を思い通りに動かすことは当たり前のことで、今更改めて考えることではないでしょう。
しかし、赤ちゃんにとっては自分の手を自由に動かせることは面白い発見で不思議に感じることなのです。
つまり、ハンドリガードは赤ちゃんの発達段階で大切なしぐさなのです。
通常は生後3ヶ月から4ヶ月あたりに見られます。
ハンドリガードが見られてからしばらくすると、発達が次の段階に進み、次第に見られなくなります。
□ハンドリガードが見られない場合の対処法とは
上記で、ハンドリガードは赤ちゃんが発達しているシグナルであることをご説明しました。
もし見られなかったら、どうしたら良いのでしょうか。
まず、ハンドリガードが見られなくても焦る必要はありません。
行為の有無には個人差があるので、ハンドリガードをしない子もいるでしょう。
その代わりに手遊び歌などのスキンシップにもハンドリガードと同様な発達を促す効果があります。
もし赤ちゃんがあまり自分の手に関心を示さなかったら、スキンシップを多めに取りましょう。
手遊び歌もそうですが、マッサージをしてあげて刺激を与えることで、発達が促されます。
□まとめ
この記事では、赤ちゃんのハンドリガードについてご説明しました。
ハンドリガードは発達の印でありますが、もし見られなくても心配しなくて大丈夫でしょう。
その代わりに刺激を与えるような遊びをしてあげると良いです。
ただ、もし知的障がいの可能性や心配な点がある場合は、専門家に相談されることをお勧めします。