お子さんが学習障がいかもしれないと不安を抱かれている方もいらっしゃるでしょう。
学習障がいだった時の治療法はどんなものがあるのでしょうか。
学習障がいや治療法についてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
□学習障がいとは
学習障がいは、知的障がいや視聴覚の障がいとは異なります。
それらの障がいはないが、読み・書き・計算などの特定の領域において学習の遅れが見られる状態のことを指します。
小学校に入る前まではあまり気付かれませんが、入学して勉強を始めた時に気付かれることが多いです。
学習障がいの有病率はどれくらいでしょう。
学齢期の子どもの有病率は、5パーセントから15パーセントほどだといわれています。
成人においては、4パーセントあたりとされています。
学習障がいの症状が見られるお子さんは、他の発達障がいを併存していることがあります。
多いものが、ADHDでしょう。
ADHDは注意欠陥多動性障がいというもので、不注意や多動などが主な症状です。
そのほかにも、ASD、アスペルガー症候群などの発達障がいや不安障がいなども考えられます。
□学習障がいの治療法・療育法とは
学習障がいの療育方法をご紹介します。
療育とは、社会的に自立するために、できることを増やしたり、環境を整えたりするアプローチのことを指します。
学習障がいに対する療育方法を考えるうえで押さえておきたいことは、それぞれの子供によって直面している困難や課題が異なるということです。
つまり、その子に合わせた方法を取ることが重要なのです。
学習においては、その子に合わせた学習環境をつくることが最も重要になります。
困難を感じている分野に対する苦手意識を取り除いてあげることが、改善へと繋がります。
苦手意識を取り除いて、成功体験を増やすことで、子ども自身が勉強への自信を取り戻します。
楽しく学べると体験することで、自発的な学びを促進することにもつながるでしょう。
学習障がいの薬物治療に関しては、まだ有効なものが見つかっていません。
ただ、上記でもご説明したように他の障がいを併存している可能性があります。
ADHD などであれば、その特性を抑える薬があるでしょう。
お医者さんに相談したうえで、薬の治療を考えると良いです。
□まとめ
今回は、学習障がいとは何かについてご説明しました。
学習障がいとは、読みや書きなどの特定の分野において困難を抱えていることでした。
お子さんが学習障がいかなと思われた際には、専門家にご相談ください。