赤ちゃんは見ているだけで癒される存在ですね。
目が合って笑ってもらえたら、抱きしめたくなるほど愛おしいものです。
では、赤ちゃんから私たちはどのように見えているのでしょうか。
実は、赤ちゃんの目は私たちほど発達していないのです。
今回は、赤ちゃんの目の発達段階に加えて、赤ちゃんと目が合わないときに考えられる原因について解説します。
□赤ちゃんの目はどのように見えている?
赤ちゃんは最初から私たちと同じように目が見えているわけではありません。
徐々に視力が上がっていき、色や奥行きを認識できるようになるのです。
生後1週間から1か月頃にかけて、動きや色を認識するようになります。
視力はまだまだ低く、授乳中に距離が縮まるお母さんの顔を認識できる程度です。
生後4か月頃、目の焦点が合うようになります。
奥行きも認識できるようになり、手を伸ばして近くの物を掴めるようにもなるのです。
生後6か月頃、はっきりと目が見えるようになります。
ただし視力は0.2~0.3程度なので、まだまだ赤ちゃんから目は離せません。
赤ちゃんと初めて目が合ったと感じるのは、生後1か月から3か月頃が多いようです。
やはりまだ視力は低いため、赤ちゃんとの距離が近い抱っこ中や授乳中に目が合ったという方が多くいます。
□赤ちゃんと目が合わない!考えられる症状
生後1か月から3か月にかけて赤ちゃんと目が合う方が多いと解説しましたが、もちろん個人差があります。
目が合う時期に個人差が出る要因として、以下の3つが挙げられます。
・他のことが気になりやすい
・性格や発達に個人差がある
・視力に異常がある
「他のことが気になりやすい」「性格や発達に個人差がある」と言われると、子供の障がいについて不安になってしまうかもしれませんが、成長過程の個人差が大きい0歳児のうちに、障がいがあるとは判断しきれません。
あまり神経質にならずに、赤ちゃんの小さな成長を見守りましょう。
視力に異常があるかどうかは、定期健診で相談できます。
目の病気は矯正や手術が必要なものもあるため、不安を感じたらすぐにお医者さんに相談しましょう。
以下、赤ちゃんの目の病気の一例です。
・斜視:見るもののほうへ目が向かない
・弱視:視力が十分に発達していない
・眼振:眼球が痙攣のように動く
□まとめ
今回は、赤ちゃんの目の発達段階と赤ちゃんと目が合わない原因について解説しました。
赤ちゃんの成長は個人差があるため、周りと比べることなく、ゆっくりと我が子の成長を見守りましょう。
ただし目の病気に不安を感じたときは、すぐにお医者さんに相談してください。