ADHDのような発達障がいを持つ子どもにとって、長めの作文や感想文は大きな壁になることがあります。
難しい作業であることは分かっているものの、何とか自力で書けるようになってもらいたいものです。
そこで今回は、文章を書けない子どもへの支援方法について解説します。
ぜひご覧ください。
□発達障がいの子どもが文章を書くのが難しい理由とは
お子さんに、「何でもいいから、好きなことを書いてみなさい」とアドバイスしてみても、あまりピンと来ていないように見えることがあるでしょう。
ここでは、文章を書くのが難しいと感じる理由を紹介します。
1つ目の理由は、「テーマを1つに決めること自体が難しく感じる」からです。
発達障がいの子どもたちにとっては、テーマを1つに決めることは難しい作業です。
また、発達障がいの子どもはあまり過去を振り返らないことも多いため、日記や作文は適していない可能性があります。
2つ目の理由は、「同時並行の作業が苦手である」からです。
日記や作文は、考えたり思い出したりしたことを、文字でアウトプットしなければなりません。
つまり、2つの作業を同時に行う必要があるのです。
脳への負荷が高まり、やりたくない気持ちが生じることで、「何を書くべきか分からない」とつぶやいたり、何をすれば良いか分からなくなってパニックを起こしたりするお子さんもいるかもしれません。
□文章を書けない子どもへの支援方法とは
1つ目の支援は、「話すことから始める」ことです。
ADHDの子どもが作文を書けるようにするためには、作文を書く前に「話す」ことから始めることが大切です。
そのためにも、好きなことや関心のあることを話してもらい、それを大人が文字にして書くようにしましょう。
大人が子どもの気持ちや考えを文字にしていく姿を見せることで、子どもが「自分でも作文を書いてみたい」と思ってもらえるきっかけを作るようにしましょう。
2つ目の支援は、「簡単な作文の型を教える」ことです。
作文への苦手意識がなくなってきたら、いよいよ自分で作文を書いてもらいましょう。
ただ、作文への苦手意識がなくなっただけではすぐに書けるわけではありません。
そうならないためにも、作文の型を毎回子どもに教えて、その型で作文を書かせるようにしましょう。
□まとめ
本記事が皆様の参考になれば幸いです。
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