ADDというものを知っていますか。
ADHDについては耳にされたことがある方も多くいらっしゃるでしょう。
この記事では、ADDとADHDの違いについてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
□ADDとは?
まず初めにADDについてご説明します。
ADDを日本語にすると、注意欠陥障がいです。
英語では、Attentin Deficit Disorder with and without Hyperactivityと言い、日本では頭文字をとったADDと呼ばれています。
実は、ADDは現在ADHDと呼ばれる発達障がいの過去の名前です。
アメリカの精神医学会が発行している国際できな診断基準が改定され、それに際して名称も変化しました。
ADDが診断名となっていた期間は、1980年から1987年の間です。
今現在、ADDと診断されることは稀になっています。
しかし過去には、ADDと診断された方もいらっしゃるでしょう。
ADHDと同じものを指しているとご認識いただけたら良いです。
□ADHDの診断基準をご紹介
上記では、ADDとADHDは同じ症状を指すとご説明しました。
それでは、それらと診断される基準はどこにあるのでしょうか。
まずは、不注意優勢型ADHDの診断基準です。
下記のうち6つ以上の症状が最低でも6ヶ月間続いたことがあり、それら症状が生活や職業などに影響を及ぼすほどであると判断される場合に、不注意優勢型ADHDと判断されます。
・仕事や学業などで、綿密に注意をすることができない
・課題や遊びを行っている最中に、しばしば注意を向け続けることが困難
・直接話しかけられているとき、聞いていないように見えることがある
・指示に従えない時がしばしばあり、与えられた義務をやり遂げられない
・課題や活動などを流れに沿って行うことが難しい
・精神的努力の持続を求められる課題を避ける傾向にある
・ものを失くすことがある
・外的要因や刺激によって、すぐに気が散ってしまう
・しばしば、日々の活動において忘れっぽさがみられる
上記の項目を確認してみて、6個以上当てはまったら、ADHDに該当するかもしれません。
その場合は、医療機関に相談してみると良いでしょう。
□まとめ
この記事では、ADDとADHDの違いについてご説明しました。
2つは同じものを指していますが、時期によって呼び方が異なるものです。
診断基準もご紹介したので、ぜひ参考にしてみてください。